MOTORCYCLE DIARY

のがたひろおのバイクな日記

隼のクラッチ 2

昨日のブログの続き

08以降の隼はスリッパークラッチになってるらしいということで、それだったらのがた号にも流用できないかな~と思って調べてみました。

海外のサイトを見てみると、新型の隼は Hydraulically Actuated Slipper Clutch を採用したとスズキのサイトにも書いてありました。

なるほど。

本当にスリッパークラッチが入っているようです。

でも油圧で作動するスリッパークラッチってどんなのなんでしょう?

クラッチの説明の所にはこんな図がありました。

隼 油圧スリッパークラッチ

ん?

これってもしかしてクラッチレリーズ?

この Hydraulically Actuated というのは、どうも油圧式のクラッチのことを指してるようです。

ぼくも昔は某H社の海外向けカタログとかを作っていたのでなんとなく分かるんですが、翻訳者やコピーライターがメカのことをあんまり知らないとこういうことが起きてしまうんです。

V-○ECの説明の所でカムホルダーが新しい鋳造技術で作られているってことを大きく取り上げちゃって、まあ、その時は研究所のチェックで「これって私たちにとってはすごい技術なんですが、そんなの車を買う人にとってはどうでもいいことなんで、それだったらむしろメッキシリンダーのことを書いてください。」と指摘を受けたんですが、たぶんそういうことなんじゃないかと思います。

そうなると、この Slipper Clutch というのもなんだか怪しく思えてきます。

・・・ということでネットでパーツリストを見てみました。

まずこれが99-01。

隼 99-01クラッチ

そしてこれが02-07。

隼 02-07クラッチ

何が変わったかというと、昨日のブログにも書いた通り、クラッチレリーズが径の違うものになったのと、昔のスズキ車のクラッチにも入ってた2本のリングが追加になって、その分、その隣に来るクラッチ板の形状が変わってます。

ちなみに99-01のクラッチスプリングとスプリングサポートとボルトは廃盤になって、02以降と共通になってます。

そして問題の08。

隼 08クラッチ

見た所、あんまり変わってないんですが・・・

パーツ番号を調べてみると、07から更に変わっている所って、その2本のリングと変更になったクラッチ板が更に変わったのと、クラッチレリーズが変わってダストシールがゴムからネジ留めのプレートに変わっただけ。

そうなんです。ハブとかクラッチ板とか、ほとんどの部品が99と同じなんです。

なんだかがっかりしたような、ホッとしたような、不思議な気持ちです。

そんな訳で、のがた号は02以降仕様にするか、フンパツして社外のスリッパークラッチにするかというチョイスになりました。


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コメント

チョコっと お知らせ

http://prohead-mf.com/drag/hayabusa/cratch.htm

  • 2014/01/22(水) 20:42:19 |
  • URL |
  • ハヤブサエマージ #-
  • [ 編集]

ハヤブサエマージさん

情報ありがとうございます。

実は溶接も検討したんですが、クラッチが近くなるのは変わらないみたいなので手軽なリングの方にしたんですよ。

  • 2014/01/22(水) 21:58:46 |
  • URL |
  • のがたひろお #-
  • [ 編集]

バックトルクリミッターは機能名、スリッパークラッチは機構名で、言い方の違いだけ同じものとを挿します。図を見る分には99から付いてますね、#5がそうです。正トルク=加速時は二つの部品は噛み合い、負トルク=減速時は駆動系からの入力で三つ爪の部品がせりあがり#19を押し上げ、半クラッチ状態になります。三つ爪と入る溝の形状で押し上げ具合が変わります、斜めになってますよね?年式によって形状が違い、フィーリングが違うかも知れません。発進時のストールは、急に大トルクが入ることでこいつが破損することを防ぐべく、出力制限(点火と噴射)が入るせいだと思います。チャタリングは、クラッチを握るとこいつが浮き、つなぐときに元の位置に戻るのに動きがスムーズではないからでしょう。動きを制限するとクラッチが近くなるのは、こいつの遊びがなくなるからです。

  • 2014/01/25(土) 14:49:23 |
  • URL |
  • 業界人 #-
  • [ 編集]

業界人様

スズキのバックトルクリミッターは負トルクになると半クラ状態になるのではなく、正トルクでクラッチが押し当てられる、どちらかというとロックアップクラッチに近いものです。

#5は99年モデルから現在に至るまで同じパーツナンバーなので、これにフィーリングの違いは本来はないはずです。

発進時のストールはこの機構を殺せばなくなるし、クラッチまわりに何のセンサーも付いていませんから、この機構を守るためになんらかの出力制限があるとは考えにくいと思うのですが・・・

  • 2014/01/25(土) 21:08:32 |
  • URL |
  • のがたひろお #-
  • [ 編集]

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